|
前記事の続き(補足)です。 くいしばりが強い日ほど、首が固まる。 この順番で考える方が多いですが、 実は逆の流れで起きている場合がよくあります。 上部頸椎がわずかにズレると、頭の位置が安定しづらくなります。 その不安定さを補うために、 身体は咬筋や側頭筋に力を入れてバランスを取ろうとします。 つまり、頭を支えるためにくいしばっているケースです。 特に頬の奥の筋肉が張っている方は、 首の上部(第一頸椎)がロックしやすい傾向にあります。 これは噛み合わせの問題というより、頭の位置の問題です。 くいしばりが続くと、後頭部が重く感じたり、朝の倦怠感が強くなることがあります。 夜中でも無意識に力が入っているためです。 上部頸椎が整うと、頭が自然な位置に戻り、 くいしばらなくても姿勢が安定しやすくなります。 その結果、頬の緊張やこめかみの重さが落ち着くことが多いです。 但し、長年掛かって起きていることの改善は簡単ではありません。 前進後退を繰り返しながら、以前よりは大分楽になってきたと感じられます。 最後に 「くいしばりをやめよう」と意識する必要はありません。 頭の位置が変わると、自然と力みが減っていきます。 くいしばりに悩まされている方は少なくありません。 先日、上部頸椎のアジャスト後、休息ベッドで休んでもらっている時に、 顔の筋肉が緩み、いかに日常的にくいしばって生活しているのか分かるという声を聞きました。 スムーズに改善する人、なかなか難しい人、それぞれですが、 上部頸椎カイロでは、くいしばり・咬み合わせの治療としてアジャストしている訳ではなく、 当オフィスのモットーである「体調の良し悪しは伝達の良し悪し」に則って必要時にアジャストしています。 しかし、くいしばりから解放されたいと強く望まれている声が多いことも事実なので 私が行うことと全く違うアプローチ、歯科におけるくいしばりの治療はどのようなものかを 知り合いの嚙み合わせに力を入れている歯科の先生に聞いてみました。 大学でくいしばりの治療をどのように教わるのか? 日中・夜間のマウスピースの装着は必要か? 答えは特に教わらないとのこと。 マウスピースはくいしばりによる歯へのダメージを考慮したもので、 それ自体がくいしばりに効果がある訳ではないとのことでした。 だとしたら、アジャスト後はマウスピースを装着しない方が良いですね。 ここからは私が感じたことですが、 くいしばりの方の首を触れて感じるのは、乳様突起の下端、 つまり胸鎖乳突筋の停止部の筋層が薄いこと(あくまで私がそのように感じる)です。 これは個人差がありますが、 当オフィスにいらしている数名の方の共通点。 上に載っている頭がそれなりに重いので、 結果、第一頸椎は前下方へ変位し、 ストレートネックから後弯に移行する要素を含んでいます。 それに伴い立位ではスウェイバック(下半身が上半身より前に出る姿勢) になりがち。 すると首の緊張、それに伴う頭痛や倦怠感にも繋がります。 このような理由から上部頸椎の安定も良くないので、 数か月に一度はアジャストして頭の軸を安定させることが 頭を支えている後頭下筋群への緊張の予防となります。 それにプラスして胸鎖乳突筋をしっかりする方法、 入浴中やテレビを見ながらで簡単に出来る方法を くいしばりの方の日常に取り入れてもらい経過観察中です。 |