自然を辞書で調べると 他の力に依存せず、自らの内に生成・変化・消滅の原理を有するもの。 とあります。 上部頸椎カイロプラクティックの創始者BJパーマーも Nature needs no help. 自然は助けを必要としない。 と唱えています。 正確に言うと Nature needs no help, just no interference. interference(干渉、妨害)が無い状態であるならば、自然は助けを必要としない。 上部頸椎カイロプラクティックはこの一言で言い表せます。 上部頸椎の自覚のない僅かな変位により 脳から神経系を通して全身へ流れるイネイト(生命エネルギー)が干渉を受けています。 その状態で過ごしている結果が現在の体調です。 やるべきことは、現在の体調を事細かく聞いて病気や症状の治療をすることではなく、 上部頸椎をアジャストして一刻も早くinterference(干渉、妨害)を取り除くことです。 例えば、清流の川の上流に堰が出来て本来の流れが変わったとします。 次第に下流では水が澱み始め、ヘドロが湧き、悪臭を放つようになりました。 下流の住民は上流でinterference(干渉、妨害)が起きていることを知りません。 住民が気になるのはヘドロと悪臭という症状です。 定期的なヘドロを除去する作業、薬品の散布が必要となります。 結果に対してのアプローチ、これを対症療法と言います。 原因は上流に出来た堰による川の流れです。 本来の川の流れに戻れば、自ずとヘドロは消え悪臭もなくなるでしょう。 なぜなら自然とは 他の力に依存せず、自らの内に生成・変化・消滅の原理を有するもの。 だからです。 上部頸椎カイロプラクティックで行うことも上記した川の問題と同じです。
自然から授かった身体には同様の法則が働いています。 そして忘れてはならないことは時間の経過です。 川の汚染度と同様、身体の回復もそれなりに時間を要します。 私たちはそれを受け入れなければなりません。 自然に任せるとはそういうことです。 |