キンドル電子書籍「首が決める、これからの体調」 5日間無料キャンペーンが終了しました。 お陰様で多くの方へ届けることが出来ました。 ありがとうございました。 無料キャンペーン期間中、健康カテゴリーでは1位でした。
これからは有料版(税込500円)になりますが、 引き続き多くの人に届けることが出来ればいいなぁと思っています。 有難いレビューも頂いています。 もしよろしければ、レビューに感想など書いていただければ、嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。 キンドル電子書籍「首が決める、これからの体調」 4月14日更新 どうやら、もう一日あるみたいです。 アメリカ時間で勘違いしていました。 4月15日(火)の16時まで、無料でダウンロードできます。 ¥0という表示をご確認ください。 リンク先(アマゾンのページに飛びます) →Amazon.co.jp 首が決める、これからの体調 今すぐ無料で取得(スマホ) をタップしてください。 もしくは 注文を送信(PC)をクリックしてください。 よろしくおねがいします。 4月10日更新 4月14日(月)(多分17時)まで無料で読めます。 Kindle価格 ¥0 と表示されている間です。 リンク先(アマゾンのページに飛びます) →Amazon.co.jp 首が決める、これからの体調 今すぐ無料で取得(スマホ) をタップしてください。 もしくは 注文を送信(PC)をクリックしてください。 よろしくお願いします。 来月、電子書籍「首が決める、これからの体調」を発売します! どんな感じのものか、目次を載せますね。 序章 体調を整える第一歩 第1章 自覚がないけど、本当にズレているの? カラダでもっとも不安定なところ 座り方に問題がある チンパンジー化していませんか 首に良くない生活習慣5選 第2章 自然は助けを必要としない 上部頸椎という特別な椎骨 症状の治療をしなくても身体は変わる 「楽になる」と「楽にする」の違い 原因が変われば結果は変わる 原因と結果の間にあるもの 自然に対して行うことは少ない方が良い 自然に任せるということ 第3章 病院では説明しない背骨が曲がる理由 腰痛でも腰の治療はしない 生命エネルギーは老化しない 首のすわりの悪い大人 地に足の着いた生活 本能的に背骨を曲げて頭を支えている ギックリ腰は癖になる? あなたが着けているコルセットは本当に必要か? 第4章 脳幹と自律神経が9割 カラダでもっとも重要なところ 体調を左右する自律神経 皮膚の温度で自律神経の状態を確認 あなたが服用している安定剤は本当に必要か? 第5章 上部頸椎専門カイロプラクティックの実際 人は皆、特有のパターンを持っている 主観と客観 どのようにアジャストするのか 子どもから高齢者まで アジャストメントのタイミング 物質の限界・適応の限界 第6章 身体は記憶している よくある反応 いつ頃出るのか 人によりそれぞれ 上から下へ、内から外へ 第7章 すべてはここから始まった BJパーマーとHIO理論 専門用語の解説 第8章 実は〇〇が変わりました 第9章 やってみよう!上部頸椎のズレを確認する 重量挙げを思い浮かべてみてください 上部頸椎のズレを確認してみよう 終章 体調が整う、生き方が変わる あとがき 発売日は4月8日 定価:500円 です。 さらに、発売後5日間限定の無料キャンペーンを実施します! 「体調が整わない理由を知りたい」「不調を根本から見直したい」 そんな思いのある方は、ぜひこの機会にご一読ください。 キャンペーン開始の日のお知らせは後日、このブログとフェイスブックでいたします。 どうぞ宜しくお願い致します。 身体は左右対称ではありません。 後頭骨と第一頸椎からなる後頭環椎関節においても同様で 関節面(赤字のライン)の勾配の強い側に第一頸椎は変位します。 これは何を示すかと言いますと 頸椎は必ずしも事故や外傷などのような衝撃でズレるということではなく 繰り返される日常動作(スマホやPC姿勢など)でもジワジワと勾配の強い側にズレるということです。 勾配に差がない人はズレにくく、アジャスト後の安定も良いです。 日本上部頸椎カイロプラクティックスクールで実技の講義をしてきました。 生徒さんは何れも医療系国家資格を有し 新たに上部頸椎カイロプラクティックを学びたいという志ある方々。 彼らの貴重な時間を無駄にしない様、熱意を込めて努めてきました。 アジャストメントは上部頸椎一か所ですけど
一つ一つの所作どれもが重要でひとつを疎かにすると全体が崩れてしまいます。 感覚的なことを言葉にして伝えることは簡単ではありません。 基本を忠実に身体へと染みこませる地道な鍛錬が続きます。 上部頸椎カイロプラクティックを学びたいと思われている方は 日本上部頸椎カイロプラクティックスクールにお問い合わせください。 久我山から方南町に移転して丁度一年が経ちました。 いらして下さった方々、ご紹介して下さった方々、本当にありがとうございます。 今後共どうぞよろしくお願い致します。 カイロプラクティックを実践する者をカイロプラクターと言います。 私は医療系国家資格を取得し10年間治療家として働いていました。 現在は上部頸椎カイロプラクティックが専業です。 早いもので治療家だった期間の倍以上を従事しています。 患者さんにはどうでも良いことかもしれませんが カイロプラクターは治療家ではありません。 施術を治療ではなくアジャストもしくは調整と呼び 治療院ではなくオフィスと名乗っています。 本当は患者さんではなくクライアントさんが相応しいのです。 治療家だった20代はもっと良い治療はないかと色々探しました。 最終的にこれしかないと思ったのが上部頸椎カイロプラクティックでした。 ところが学んで初めて本来カイロプラクティックは治療ではないことを知りました。 治療とは病気や症状が対象です。
患者さんも症状をどうにかしたくて治療院に足を運ばれます。 一方、カイロプラクティックは健康を対象にしています。 オフィスへ通う多くの人の理由は治療院と同じですが、 着目していることは症状ではなくサブラクセイションです。 サブラクセイションが生体の活動能力(健康)の欠如を招くからです。 長引く体調不良はその結果です。 サブラクセイションを放置することは自身の治癒力で良くなっていくことを妨げること。 逆にサブラクセイションという椎骨変位による脳からの神経伝達に干渉がなければ 時間の経過と共に軽減、回復、改善へと向かいます。 BJパーマーは言いました。 Nature needs No help, just no interference. 干渉がなければ自然は助けを必要としない。 症状を取るべく治療する治療家。 症状に関係なくサブラクセイションをアジャストするカイロプラクター。 実は似て非なるものなのです。 鍼灸の資格を持っているのだから併用すれば良いのにと言われることもあります。 只、それを行うとアジャストメントも鍼灸も単なる刺激療法になってしまいます。 それが功を奏するケースもあるかもしれませんが純粋なカイロプラクティックを選びました。 理由は好きだからです。 患者さんに「調子はいかがですか」「気になることはありますか」と尋ねます。 会話の流れから症状の治療を受けていると思われるかもしれません。 「調子はいかがですか」に対しての返答の後はこのように続きます。 「それでは上部頸椎のズレ(によるサブラクセイションが有るのか無いのか)を確認しましょう。」 検査結果を見て 「今日は上部頸椎のズレ(によるサブラクセイション)があるのでアジャストを受けられますか。」 「今日は上部頸椎のズレ(によるサブラクセイション)はないのでノーアジャストで様子を見ましょう。」 のいずれかを伝えます。 再び間隔を開けてサブラクセイションのチェックにいらっしゃいます。 同じようにアジャストを受けられるか、ノーアジャストで様子を見られるかを決めます。 そこに病気や症状の治療という要素はありません。 身体活動を司る脳からの神経伝達のみを扱っているからです。 調子が悪くなくても定期的に検査に見える方がいらっしゃいます。 特に気になる症状はないのですがサブラクセイションがあることもあります。 つまり症状の有無=サブラクセイションの有無ではないのです。 症状がなくてもサブラクセイションがある場合はアジャストメントを受けて帰られます。 このような方は少数ですがカイロプラクティックを受ける意味を正しく理解されてます。 症状がなければ健康という訳ではないからです。 カイロプラクターが施すアジャストメントは治療ではありませんので 症状が出て調子が悪くなるまで待つ必要はないですし、 ここが物凄く痛いというようなアピールも特に必要ありません。 サブラクセイションのない良い人生を。 カイロプラクターはその為の職業です。 上部頸椎のアジャスト後、 休息用ベッドで仰向けに休んで頂きます。 頭部の重みを重力から解放し首を安定させる為です。 休まれている間にイネイト(治癒力)による 内的な調整が始まりますので、ある意味これが治療で大切な時間です。 スマホを見ながら寝てもいいですかと聞かれることもありますが、 少しの間なので我慢して頂きます。 枕のセットは重要ですのでご協力ください。 天井の灯りは付けずにフロアランプを使用、 遮光カーテンで刺激となる光を塞ぎます。 アンビエントを程よい音量で流しています。 寝ている間に全身や末梢がポカポカすると言われる方が多いです。 これは副交感神経が優位になり血管が拡張しているからです。 同時に筋肉も弛緩しゆったりした呼吸に変わっているでしょう。 それにより身体の歪みが整えられていきます。 お腹がゴロゴロ動く人も多いです。 これら一連のことは交感神経緊張の日常から リラックスモードに移行し身体をリセットしていることです。 可能でしたら、どうぞ遠慮なくお眠りください。 ベッドは南北に設置し休んで頂いています。 BJパーマーの研究によると東西方向に眠るのは 南北方向に眠るよりも19倍のエネルギーを要するとのこと。 地球の磁力線が関係しているそうです。 上部頸椎の調整は繊細なものですが アジャスト後のレスト環境も工夫しています。 これらを有効に活かす為には、締め付けないゆったりした服、 多少弛んでいるような下着の方が望ましいです。 必要でしたら着替えられても大丈夫ですので、お気軽に申し付け下さい。 先日、9月18日はカイロプラクティックデー(chiropractic day)でした。 1895年9月18日、 D.D.パーマーにより初めてカイロプラクティックのアジャストメントが施された日のことです。 ファーストアジャストメントを受けた人物は難聴が良くなり、17年ぶりに聴力を回復したことで知られています。 D.D.パーマーは椎骨変位の調整を多くの人に試みました。 結果、難聴が改善しない人もいれば、長年患っていた心臓病が良くなったというような、 様々な報告があったそうです。 ちなみにカイロプラクティック chiropractic とはギリシャ語で chiro=手、practic=なされた という言葉から成り立った造語で「手によってなされた」というような意味です。 D.D.パーマーは投薬などの治療とは反対に「治す力は内部にあり」と結論付けます。 脊柱を構成する椎骨の変位(ズレ)により神経圧迫が起こると、 脳から全身に流れるエネルギーの伝達が妨害(干渉)されます。 そのエネルギーを生命力と例えるならば、存分に発揮出来ない状態で過ごすことになります。 これが健康から逸脱する根本原因と捉え、椎骨変位による脳からの神経伝達妨害を サブラクセイションと定義し、カイロプラクター(カイロプラクティック施術者)は 病気や症状の治療ではなく、サブラクセイションを取り除く為にアジャストします。 なぜなら、生命力(脳からの神経伝達)により健康を取り戻すことが出来るからです。 このようなカイロプラクティックをストレートカイロプラクティックと言います。 一方、創始者D.D.パーマーとは異なる考えを説くカイロプラクターも現れます。 脊椎のアジャストメント以外にマッサージや鍼灸、電気治療やテーピング、サプリメントなどを取り入れた 医療志向のカイロプラクティックで、場合によっては脊椎以外に四肢の関節も調整します。 このようなカイロプラクティックをミックスカイロプラクティックと言い、施術者はミキサーと呼ばれています。 1895年9月18日から128年の時が流れた現在、 世界的に主流なカイロプラクティックは創始者が唱えたストレートではなくミックスです。 D.D.パーマーの息子B.J.パーマーはカイロプラクティックを発展させた人物としてカイロプラクティック界の有名人です。 彼はより少ない箇所、より少ない回数のアジャストメントで健康に導く方法を長年に渡り研究し、 1930年に上部頸椎一箇所のみのアジャストメント、HIO学説を説き広めました。 首一箇所のみのアジャストメントはストレートの中でも超ストレートであり、 スペシフィックカイロプラクティックと言います。 施術者の比率は ミキサー>ストレート>スペシフィック です。 巷に溢れるミックスカイロプラクティックを受けていた人が
スペシフィック(上部頸椎)を受けると前に受けたカイロと全然違うと言われます。 今回はカイロプラクティックデーということから、 ストレート、ミックス、スペシフィックの話をしました。 私も以前はカイロプラクティックはすべてミックスだと思っていました。 と言うか一つの治療テクニックとして捉えていました。 後に実際は深い思想、哲学の元に行われている 独自性の高いヘルスケアだということを知りました。 カイロプラクティックという名の下において ストレートとミックスという全く異なる職業が存在しています。 そしてスペシフィック。 B.J.パーマーは次のように述べています。 Chiropractic is specific or it is nothing. カイロプラクティックはスペシフィック以外のなにものでもない。 首から肩、腕にかけての激痛や痺れ。 医療機関の検査にて下部頸椎に問題(狭くなっている、潰れている)があると指摘されることが多いです。 頚椎症、頸椎椎間板ヘルニア、頸椎性神経根症、頸椎性脊髄症などと診断を受け、 鎮痛剤の処方、狭くなった椎骨間を広げる為の首の牽引、 場合によっては痛みを遮断する為のブロック注射が行われたりします。 いずれも対症療法です。 上部頸椎をアジャストした後、時間と共に症状が軽減し、いつの間にか改善した人は 周りの同じような症状の人に自分のことを話して一度受けてみたらと勧めてくれます。 只、病院で下部頸椎に問題(狭くなっている、潰れている)がある と言われたことが頭にあるので、上部頸椎は関係ないだろう(治療するところが違う) と思い機会を逃してしまう人もいます。 今日は下部頸椎の問題なのに、なぜ上部頸椎を調整するのかについて書いていきます。 下部頸椎間が狭くなっている、潰れているということは負担が掛かっていることです。 何が負担を掛けているのかというと、上に位置する頭です。 頭部の重みは成人で約5㎏、体重の十分の一とも言われます。 5㎏の米袋を持つとイメージが湧きやすいです。 なぜ椎骨間が狭くなるのか 多くの場合、加齢による骨や椎間板の変性が原因と言われます。 只、老化とは言えないような年齢の人も症状に悩まされていることも事実。 老化というよりも頭と背骨の構造上の問題なのです。 頭を載せている第一頸椎の僅かな変位により、頭部の位置が身体の中心線より逸脱します。 身体は頭を中心に保とうと背骨を歪めて補正することを無意識に、本能的に行います。 その歪みの好発部位が第4、5頸椎間、第5、6頸椎間であり、常に負担が掛かっている部分ということです。 原因と結果 確かに痛みや痺れの発痛源は下部頸椎です。 只、それは原因ではなく、むしろ結果と捉えた方が正しいでしょう。 頭と上部頸椎の位置関係が起因しており、更に言うと頭を不安定にする 長時間のPCやスマホの姿勢などの生活習慣、仕事の姿勢、日々の過ごし方に 上部頸椎の安定に影響を及ぼす原因があります。 検査にて視覚を通して客観的に確認 アジャスト前後に幾つかの検査を行いますが、 このようなケースにおいて私が特に変化に着目することは 下部頸椎部の皮膚温と上肢(両腕)の長短差です。 負担の掛かっている下部頸椎領域は血流が低下しており、 皮膚温が他の部分より低くなっていることが多く、 また仰向けで両腕を挙上(ばんざい)した際、長短差が確認できます。 下部頸椎を黄色でマーク。皮膚温が上がるとブルーバーの横幅が広がる。左側がアジャスト前。 つまり、診断された病名に関係なく、
普段このような状態で過ごされていたことが分かります。 アジャスト後、下部頸椎部の皮膚温の上昇と両腕の長短差が揃う、 もしくはより揃っているかを確認することで、これまでとの状態の変化、 ひとまず治癒のレールに乗せたかが分かります。 留意することは上部頸椎をアジャストすることで、その場で魔法のように 症状が消えるわけではないということです。(そのようなこともありますが。。) 身体の回復は傷の塞がりと同じで時間の経過が必要です。 アジャスト2週間後に検査で状態を確認します。 辛い症状から早く解放されたいという気持ちはよく分かりますが、 一時的に楽になることを続け原因を放置していると結果的に長引きます。 頭と上部頸椎の位置関係の問題は下部頸椎のみでなく、 腰を始め、背部のあらゆる箇所に負担を掛けサインとして痛みを発します。 また、左右の足に長短差がある状態で過ごすことにより、 股関節、膝、足首などに負担が掛かります。 上部頸椎をアジャストする目的は 病気の治療や症状の緩和の為ではなく、 自らに備わった力により回復を促すこと。 それを踏まえて症状という結果の治療ではなく、 それを引き起こしている原因の解消が先決と考えています。 本日をもちまして、 久我山での上部頸椎カイロプラクティックは終了しました。 これまでも上部頸椎カイロプラクティックの理論の有効性を証明し、 その特性を最大限に活用する為に他の方法は取り入れず、 決して医療と混同することなくカイロプラクティック哲学に基づき取り組んで参りました。 病気の治療や症状の緩和ではなく、自力による健康の回復に焦点を置いています。 オフィスにいらした目的として主訴をお聞きしますが、主訴をはじめ症状に対する施術は一切行っていません。 本来治癒力により時間が経てば回復するはずなのに、なぜ自然に良くなっていかないのか。 着目すべきは症状ではなく患者さんの状態(サブラクセイション)です。 上部頸椎カイロプラクティックでは脳に最も近い椎骨である上部頸椎の状態を調べ、 脳と身体のコミュニケーションに問題が発生しているかを幾つかの検査を通して確認します。 私にとって上部頸椎をアジャストする目的は一つ、日常を生きやすい身体へ回復させること。 ポイントは ・原因を正すこと(上部頸椎サブラクセイションをアジャストメントで取り除く) ・首に注意を払うこと(日常における注意、時々検査で確認) ・時間の経過の重要性を知ること(すぐに変化しなくても諦めない心構え) これまで20年余り、このようなことを提供してきました。
今後も研鑽を重ねしっかり取り組んでいこうと思います。 以前アメリカの先生がこのように言われてました。 It's a journey , not a destination. 上部頸椎カイロプラクティックを深く理解し極めることは人生を通して遂行する旅のようなもの。 まだまだ先の長い旅の途中、今日は久我山編を終えたというところです。 足を運んで下さった方々、ご紹介して下さった方々、 ありがとうございました。 久我山では9年間仕事をさせていただきました。 前の永福町のオフィスが8年でしたので、 それより長く居たことに今になって時の流れの早さを感じています。 この9年の間にも回復、改善の嬉しい報告を幾度も頂いたこと、 アジャスト後の経過や様々な反応に立ち会うことで見識を深めたこと、 残念ながらお力添え出来なかったこと含めて、多くの貴重な経験をさせて頂きました。 それら全てが上部頸椎カイロプラクティックを実践する上での糧となっております。 明日から退去にあたっての幾つかの処理と引っ越しです。 尚、準備期間としてお休みしている間も3月1日以降のご予約(場所:方南町駅から徒歩4分)は承っております。 今後もどうぞ宜しくお願いします。 一昨日、ChatGPT というものを知りました。 昨年11月にリリースされ、既に多くの人が使っているそうです。 テキスト入力の質問をAIが答えてくれるとのこと。 色々試しましたが返答の早さと的確な日本語に驚きました。 そして今日は Perplexity というものがあるということも知り、 いつの間にか時代は進んでいると実感。 ChatGPT に 上部頸椎の重要性は? という質問するとこのように返してきました。 上部頸椎(CERVICAL SPINS)は、頭と身体を接続する重要な部位です。上部頸椎は、頭を支え、動きを制御する役割を持ちます。さらに、上部頸椎は、神経系や血管系を通じて脳と身体のコミュニケーションを保証する役割も果たします。これらの理由から、上部頸椎は重要な役割を持つと考えられています。 ほんと、その通りです。 恐るべしAI。 同じ質問を Perplexity に 上部頸椎は、脳から神経情報が送られる重要な場所です。 上部頸椎のズレによる自律神経の乱れは、便秘、動悸、不眠症、めまい、月経不順、アレルギーなど、さまざまな身体の不調を引き起こします。 上部頸椎カイロプラクティックは、首の骨を再調整して脳と体の間のコミュニケーションを回復することに焦点を当てています。 こちらは上部頸椎カイロプラクティックまで言及。
しかも自分の説明よりAIの方が簡潔にまとまっている(汗)。。 第一頸椎は後方には変位しない 第1頸椎は第2頸椎の歯突起の関係で通常後方へ変位することはありません。 後方からの車の追突は避けられませんが、長時間のPC作業で頭を前方に出す姿勢は要注意です。 側方変位 第1頸椎は後頭骨の後頭果に沿って側方変位します。 後頭果の勾配の強い方へ変位する傾向があります。 人体は左右均等ではありませんが 勾配の左右差がない人の方がアジャスト後の安定は良いです。 片噛みや頬杖、片肘をついてテレビを観る習慣は要注意です。 私のXRAY写真です。 左後頭果の勾配が強く、第1頸椎がズレる時は左に変位する傾向にあります。 分かりづらいので赤線を引きました。 回転変位 人によっては側方変位に前方もしくは後方へ回転変位が加わります。 リスティング 第1頸椎の変位は上記の変位が組み合わさったものです。 これらの変位を記号化したものがリスティングです。 上部頸椎専門のカイロプラクターの間でリスティングを言えば、 どのように上部頸椎が変位しているか分かります。世界共通です。 リスティングは一人一人異なります。 第1頸椎、第2頸椎 共に12通りあります。 その組み合わせを考慮してアジャストします。 リスティングとは
どのようにアジャストすればサブラクセイションが取り除かれ、 イネイトによる身体の調整が行われるかという鍵穴のようなものです。 容姿が似るようにリスティングも遺伝し 血縁関係で同じリスティングの傾向にあります。 ちなみに私は父と息子と同じリスティングです。 つまり「首のこの部分が痛い。」というようなことと 上部頸椎のリスティング(どのようにアジャストするか)は関係がありません。 首の安定は身体の安定 大道芸の皿回しを思い浮かべてみてください。 高速で回っている皿は安定しています。 スピードが緩んでくると安定が悪くなります。 安定の悪い皿を支える為に棒はしなります。 同様に首の安定が悪いと背骨を曲げて頭を支えます。 曲がった背骨(棒)を治療するのではなく、上部頸椎のアジャストメントで 頭部(皿)が安定すると背骨(棒)に変化が見られます。 こちらの患者さんは頭部の安定が悪くなると身体が右に傾きます。 そのような姿勢をとることで身体を支えてます。 只、この姿勢で過ごすと疲れますし、体調を崩しやすくなります。 2月5日 アジャスト後、姿勢の変化が確認できます。 しかし日常生活において同じ行動パターンの繰り返しや 無意識の癖などで首と頭の安定が悪くなり同様の姿勢に戻ることがあります。 5月13日 3か月経つと再び右に傾いています。 また色々試みたそうですが一か月ほど蕁麻疹が出ているとのことでした。 8月23日 今回は夏バテでいらっしゃいました。 前回アジャスト後、蕁麻疹は消えたそうです。 右に傾いていません。 3か月前のアジャスト後より姿勢が良くなっています。 前回アジャスト後より一つの習慣を生活に取り入れたそうです。 肩の巻き込みを注意して胸を開いて肩甲骨を内側に寄せる これは非常に重要です。 肩甲骨を内側に寄せることについては 座り方のヒント という記事に詳しく書いていますので、 併せて読んで頂ければと思います。 人間は第一頸椎の上に顔があります。 チンパンジーは第一頸椎の前に顔があります。 PCやスマホを見ている現在、顔は前傾していませんか。 肩甲骨は鎖骨と繋がっていますので、 鎖骨を開いて両肩甲骨を内側に寄せてみて下さい。 少し顔が上に来ますよね。意識して習慣にして頂きたいです。 上部頸椎カイロプラクティックは 週数回×数か月というような姿勢矯正プログラムではありません。 アジャスト後は患者さんのイネイトに委ねる自然療法です。 只、日常生活においてイネイト(治癒力)による仕事(調整)を邪魔することが多いことも事実。 そのような中、簡単に取り入れられる習慣がイネイトの手助けになることを確認出来ました。 姿勢は良くなりましたが再アジャスト。 骨盤が微調整されパンツの裾が揃っています。 首一箇所、二度の調整で半年前と後姿別人 ご本人に了解を得て写真を掲載させて頂きました。ありがとうございました。 下図はアジャストメント後の回復過程のパターンです。 自然治癒力による回復は時間の経過が必要。 2回目以降の検査はいつ受けるのが理想なのか? 今回はそのことを書いていきますので、どうぞ参考にしてください。 ①健康レベル下降ライン 上部頸椎のズレなど諸々の要因から身体機能が低下してきている状態です。 特に体調不良の自覚はない場合もあります。 ②症状エリア 痛みなどの症状が現れるエリアです。 ③アジャストメント 上部頸椎をアジャストした日です。 これから自然治癒による身体の再建が時間と共に行われていきます。 Ⅰ 回復パターンⅠ アジャストメント後、比較的早く症状が消え、体調がみるみるうちに良くなっていくタイプです。 Ⅱ 回復パターンⅡ ゆっくりと変化し、当初は症状にあまり変化を感じないタイプ、全体的に良好だが主訴の改善はまだ実感できないタイプです。 Ⅲ 回復パターンⅢ 主訴以外の改善は認められるが、主訴に関しては物質の限界に達しているタイプ。 ※物質の限界とは進行しすぎた病巣など自然治癒では改善が難しい状態を指します。 Ⅳ メンテナンス・予防 月に一度、二か月に一度、ワンシーズンに一度、半年に一度などご自分で予定を決められて上部頸椎のチェックをお勧めします。 二回目以降の検査 二回目の検査はアジャスト後2~4週間後にいらして頂き、 もう一度アジャストした方が良いか、アジャストせずに様子を見た方が良いかを判断します。 患者さん自身が抱える問題がこの時点で解決されていれば終了です。 次回以降はメンテナンスや予防でいらしてください。 検査に問題がなければ、上部頸椎の安定は保っており、 症状に変化が見られなくても、自然治癒力による回復の過程にあると判断します。 更に一か月空けて再び確認にいらして頂きます。 調子が良くない場合は少し早めに確認します。 それからは同様に一か月空けての検査を5か月間ほど確認し必要時にアジャストします。 ※このスケジュールは一つの目安として参考にしてください。 23.9日 上部頸椎カイロプラクティックの創始者BJパーマーは一人の患者さんに 平均23.9日の合間を置いてアジャストを行っていると語っています。 当時のBJパーマークリニックは入院施設があり、毎日同じ時間帯に サブラクセイションチェックをしてアジャストの必要性を確認しました。 膨大なデータから割り出した数字、それが23.9日です。 そのような観点からも自身の問題が解決するまでは、 月に一度の検査と必要な場合はアジャストメントを推奨しています。 ※気になることがありましたら、上記の間隔を待たずにチェックにいらして下さい。 症状緩和を目的に薬の服用を続け、上部頸椎のズレを放置することが結果的に回復を遅らせます。 また、強い症状で生活に支障を来している場合は臨機応変に対応しております。 お気軽にご相談ください。 最後に改めて下図を見てください。 ①健康レベル下降ライン:症状が出るまで、どれ位の時間が経過したか。
②症状エリア:アジャスト時、症状の発現は1週間前からか1年前からか。 快方へ向かうことと同様、身体機能の低下や悪化にも時間が掛かっています。 深い傷が塞がるにはそれなりの時間を要するということ。 このようなことも回復に要する時間に関係します。 只、長く患っている方がパターンⅠで回復することもあります。 イネイト(治癒力)は人知を超えていると思い知らされる時です。 上部頸椎カイロプラクティックの創始者であり、 カイロプラクティックの発展者(chiropractic developer)と呼ばれたBJパーマーが 自身のカイロプラクター観についてつづった文があります。 一般的なカイロプラクターのイメージは 背骨をボキボキ矯正する整体師という感じでしょうか。 上記の英文には 肩こりや腰痛の治療、姿勢矯正、骨盤調整、 更に言うと背骨というワードさえ出てきません。 要点は次の3つ。 I do not prescribe , treat or diagnose conditions. 私は体調の治療や診断、処方はしない。 診断や薬の処方は医師の特権です。 医師以外は診断出来ませんが、コンディションを把握するために 筋肉の緊張や関節の可動制限などを確認して、 どのように治療をするのか診立てが必要となります。 しかし上部頸椎カイロプラクティックでは診立てすらしません。 理由は後述します。 I use only my hands. 使うのは手だけ。 I work with that "MYSTERIOUS SOMETHING" which created my body from two cells. 私は二つの細胞から私の身体を創造した「神秘的な何か」と共に働きます。 神秘的な何かとは前記事に書いたイネイトのことです。 ポイントは 2つの細胞から私の身体を創造したというところ。 この場合、施術者が自身のイネイトと協力するということ。 つまりカイロプラクターとは本来 「診断や治療は一切せずに、手によるアジャストメントを通してイネイトと共に働く」 という独自性が強い職業。 健康に貢献する為に身体に携わること以外は医療と真逆です。 ※自然観や人生観が違うように、カイロプラクターにも様々なカイロプラクティック観があります。 診立てを必要としない理由
診立ての対象は症状です。 症状とは身体が今こういう状態であると教えるサイン。 つまり結果の説明です。 結果に対しての診断。 結果しての治療。 結果に対しての処方。 これを医療行為と言います。 上部頸椎カイロプラクティックは症状という結果ではなく原因を対象にしている為、 診立てをする必要がありません。 但し、上部頸椎のズレが病気や症状の原因だと言っているわけではありません。 自身(イネイト、自然治癒力)による回復を妨げている原因です。 ※睡眠不足などの不規則な生活習慣も回復を妨げます。 『自然治癒力は増えも減りもしない、ただ妨害されるだけ。』 これがカイロプラクティックにおける自然治癒力の見解です。 ※椎骨のズレが脳からの神経伝達に干渉・妨害を引き起こします。(これをサブラクセイションと呼びます。) 但し、神経細胞の電気的な情報伝達や神経伝達物質のことではありません。 東洋医学では身体に経絡という気の通り道があり、気の流れが滞ると病気になるという考えがあります。 ヨガ、インド伝承医学では身体を維持する生命エネルギーをプラーナと呼びます。 カイロプラクティックにも生命エネルギーの呼称がありますが、ブログではざっくり自然治癒力と書いていきます。 カイロプラクティックでは生命エネルギーの通り道を脳から背骨を通して全身へ広がる神経系と定義しています。 行うことは一つ。 脳と身体の繋ぎ目に生じた妨害を取り除くこと。 それが上部頸椎のアジャストメント。 ※鍼灸において経絡における気の滞りを良くするために鍼を打つのと同じように、 脳からの生命エネルギー(自然治癒力)の伝達妨害を取り除くために上部頸椎をアジャストします。 姿勢や歪みの矯正が本来の目的ではありません。 病名、症状は問いません。 アジャスト後は患者さん自身による身体の調整が始まります。 先月いらした患者さんの症例です。 現在初回から一か月経過しています。 79歳女性 4月25日 1回目の来院 アジャスト前とアジャスト40分後の姿勢変化 (許可を得て掲載させて頂きました。ありがとうございました。) アジャスト後の感想:お腹がよく動く。 4月27日 電話:よく眠れる様になった。時々頭が痛い。 4月29日 LINE: ・昨日、朝起きてから就寝まで後頭部、首回りにコリのような違和感がある。 ・歩くと斜め方向に進んでしまう。 ・時々、軽いめまいがある。 ※過ごし方のアドバイスをして次の来院まで様子を見て頂くことに。 5月9日 2回目の来院 ・上記のような症状はその日のみだった。※調整後の好転反応 ・翌日よりスムーズに歩けるようになる。(事故前の歩行に4か月ぶりに戻る。) ・同じ距離を歩くのに半分の時間で歩けた。 (今回は電車を乗り継ぎ一時間以上掛かる距離を付き添いの方なしでいらっしゃいました。) ・右肩辺りが一週間ほど痛かった。 ・便秘が解消した。 ・めまいは以前より軽くなっている。 ・事故で生じたピリピリした頭の傷の痛みが消えた。 ・昨日首に痛みがあったが今日はそうでもない。 ※状態は総体的に良い方へ向かっていましたが、検査の結果、アジャストしました。 5月30日 3回目の来院 ・めまいがなくなり調子良く過ごしている。 ・動悸、不整脈もない。血圧も正常。 ・家族から前より楽にすっきり立っていると言われた。 ※検査結果も良いのでノーアジャストで終了。次回以降は体調を見て連絡を頂くことに。 初回アジャスト前と約一か月後の姿勢変化 ポイント)
自然治癒力による身体の調整は必ずしもアジャスト後すぐに変化が見られるわけではなく、傷の塞がりと同様、時間が必要です。 また身体の特定の部分ではなく全身に影響します。 主訴であるめまいの治療のためではなく、自然治癒力による(事故後の身体からの)回復を促す為にアジャストします。 結果、こちらの患者さんの場合は便秘の解消など他にも改善が見られました。 カルテに書いていないこと、聞いていないことをアジャスト後しばらくしてから良くなったと報告を受けることが多いです。 これが対症療法との一番の違いです。 解説) 追突事故におけるムチ打ち症。スポーツで強い衝撃が加わったようなケース。 階段からの落下や尻もち。打撲、打ち身など、日常生活における怪我は数え切れません。 時間と共に怪我の痛みが消えると治ったと安心するかもしれませんが、 衝撃により生じた上部頸椎のズレが放置されたままの場合があります。 いつの日からか頭痛に悩まされる、気分が塞ぎ込みがちになるなど、 事故や怪我とは直接結びつかないような症状に悩まされることがあります。 MRIなどの検査で特に異常が認められない場合は、 頭痛薬や安定剤に頼りがちの生活になる前に、 今回の症例と上部頸椎のことを思い出して頂ければと思います。 そして一刻も早く妨害を取り除き、本来の自分を取り戻してください。 Nature needs no help, just no interference. |