久我山から方南町に移転して丁度一年が経ちました。 いらして下さった方々、ご紹介して下さった方々、本当にありがとうございます。 今後共どうぞよろしくお願い致します。 ある人のことが頭に浮かんだ後 見かけたり、ばったり会ったり、 電話やLINEで連絡があったり。 探している答えが たまたまテレビでやっていたり、 本に書いてあったり、 何気ない会話の中で気付いたり。 このようなシンクロニシティは誰にでもあることで 私も数え切れないほど経験しています。 時々あるのは頭に浮かんだ患者さんからの予約。 その方のことが、なぜか頭に浮かぶのです。 先日、患者さんに「最近は調子どうですか?」と尋ねたら 「先生から呼ばれた感じがしたので来ました。」と言われてました。 呼んではないですけど、確かにLINEを使っていて その方の名前が目に入ったのは覚えていたので納得しました。 ユングの言う集合的無意識、 無意識では繋がっているということでしょうか。 そして今週、またまた起きました。 久しぶりに映画館へ行ったんですね。 昨年の公開直後に行こうと思っていたのですが、 すっかり忘れていて、その後も行けるタイミングがなくて、 ようやく行けたわけです。 観ていて驚きました。 思わず心の中でつぶやきましたよ。 「○○さんの店だ、そういえば明日予約入ってんじゃん」 久しぶり15年ぶりにみえる患者さん。 その前日に何の情報もなく観た映画のワンシーン。 ふと今日映画に行こうと思い立った意味が分かりました。 無意識が意識に働きかけて行動を決めているんですね。 それにしても、まさか映画を観ていてシンクロが起こるなんて。 観に行った映画はこちら 自宅の一階で仕事をするようになって すっかり宅配便の荷物を上の階まで運ぶ「運び屋」になっています。 その度に思うんですよね。 5㎏を超える荷物は抱えて持たないと階段はキツイなと。 掲示してあるPC作業時の悪い姿勢やスマホ姿勢の絵を見て、 「わたし完全にこれ」と言う人は少なくないです。 皆さん一様に首肩背中に痛みや強いコリがあります。 頭って思っているより重いんですよ。 約5㎏または体重の十分の一とも言われています。 抱えて持つような重さの頭が上に載った状態で ・顔を前に突き出してのパソコン ・下を向いたままのスマホ そりゃガチガチに凝って当たり前ですよね。 それでも習慣化しているので、時が過ぎれば意識せず続けます。 痛みは「もうそれ以上やらないでくれ」という身体からの信号。 入浴してゆっくり休めば回復するのでまた同じ姿勢を繰り返す。 すると、そのうち休んでもダメージが回復しなくなります。 じわじわと第一頸椎がズレてきて、上部頸椎自体の動きがロックされます。 寝た状態から起きる時に頭を手で支えないと起きれなくなることもあります。 頭部の重みが頸椎の4,5番あるいは下部頸椎に負担を掛けます。 激痛や手に痺れが現れてヘルニアや神経根症と診断されます。 鎮痛剤、湿布、メチコパール(ビタミンB12:痺れの薬)のお決まりパターンで良くならないと いよいよ紹介で上部頸椎の調整に見えます。 上部頸椎カイロプラクティックは症状緩和の為の治療ではないことを説明し、 上部頸椎を調整し頭をしっかり載せることで下部の頸椎に掛かった負担から解放します。 只、必ずしもすぐに症状が消えるわけではありません。 状態により回復までの時間は様々です。 最後に一言。 そもそも頭の重みを意識してPC作業やスマホなどの 前傾姿勢を止めれば防げることなんですよ。 先日、18年いらしている患者さんに 安全ピンサイクル(Safety Pin Cycle)の話をしたら こんな話は初めて聞いたと言われてましたので、そのことを書いていきますね。 アジャストを受けると楽になるとか、気が付けば調子が良くなっているという 理由で続けられている方が多いと思うのですが、 実際のところ、その仕組みまでは気にされてはいないようです。 身体のエネルギー循環を安全ピンを使って説明します。 行っていることは、ズバリこれ以上でもこれ以下でもないです。 安全ピンの片方が脳(Brain)、反対側が身体(Body) それを神経が繋いでいます。 しっかり繋がった状態は100%のあなたです。 神経伝達が干渉を受けるとパーセンテージは減ります。 実際に数値化することは不可能なので、あくまでイメージですよ。 パーセンテージが減った状態で過ごしていることが 今の状態が自然に回復していかない、いつも疲れやすくしんどい、 眠れない、胃腸の調子が悪い、あちこちが痛いなどの原因と考えます。 行うことはひとつ。 脳からの神経伝達の干渉を取り除くこと。 なにが干渉しているのか 自覚のない上部頸椎の僅かなズレです。 アジャスト後、直ぐに症状に変化が現れなくても問題ありません。 その時点では繋げただけですから そこからが始まりなんです。 長年患っている人と一週間前から症状が気になる人。 生活習慣や日々の思考などの違いから回復に要する時間は異なります。 物質(適応)の限界に達したもの(例:進行し過ぎた病巣など)は 自然治癒力での回復は難しいこともあります。 只、どのような方にも共通して言えることは 100%のあなたでこれからは過ごしてみて下さいということです。 行っていることは医療に寄せたものではないです。 純度100%のカイロプラクティックを提供しています。 コロナ禍で足が遠退いていた歯科に行ってます。 虫歯はありませんが歯石を除去してもらってます。 10年後に後悔しない為です。 車(ガソリン車)は内部燃焼機関、 内部でガソリンを燃焼させエネルギーを生み出しています。 私たちの身体も同じ。 身体は乗り換えが効かないので車以上にメンテナンスが重要です。 私の場合は 歯は食物をエネルギーに変換する為の最初の重要なパーツですので 定期的に歯科に行きます。 円滑に動くためには筋力と姿勢の維持も関係します。 毎朝30分以上の散歩と週2回システマのトレーニングを続けています。 日々の掃除は身体も動かせるので一石二鳥です。 車の動力伝達にあたるのが身体で言えば神経系。 特に身体の隅々まで調節している自律神経のケアは大切です。 協会の集まりや仲間のオフィスを訪ねて上部頸椎の調整を受けています。 心と身体は一体ですので意識して気持ちを整えています。 毎朝大宮八幡宮で今日生きていることの感謝を伝え参拝します。 無農薬や添加物に関しては正直無頓着ですが 偏食はなく何でも美味しく頂いています。 良くないと言われている物は自然と食べなくなりました。 睡眠は6時間くらい、二度寝はしません。 読書とブログ。 ブログもメンテナンスの一つなんです。 週一回を目指していますが無理はしません。 脳からのアウトプットが目的なので 内容の良し悪しは大目に見てくださいね。 他にもありますが、主にこれらを習慣にしています。 アンチエイジングというよりも穏やかに年を重ねていきたいです。 身体を車に例えるなら、しっかり手入れして長く乗りたいですね。 アジャスト後に伝える注意事項があります。 ・入浴を控える(シャワーは可) ・洗髪を控える ・飲酒を控える ・激しい運動を控える アジャストメントを受けて終わりではありません。 帰宅されてからも身体の調整は続いています。 ですのでアジャスト当日は ・時間の許す限りゆっくり休んでください。 アジャストメントにより神経系を介して身体の内側から調整が始まります。 故に他の治療やマッサージ機、磁気マットレス、低周波などの健康器具で 外側から刺激を与えないで下さい。 アジャスト後は普段よりも血行が良くなっています。 入浴、アルコールで更に血行を良くなると 心拍数が高くなり心臓がバクバクすることがあります。 またアルコールは脳に影響します。 普段意識することはなくてもアジャスト当日は 脳があなたの主治医であり神経系を介して 治療をしていると思い浮かべて下さい。 頭を傾けゴシゴシ洗うことは 調整当日は避けてください。 真夏など汗をかいてどうしてもという方には 頭を傾けずにさらっと流して下さいと伝えています。 首の安定を保つ為、アジャスト後の激しい運動は控えます。 状態によっては数日控えた方が良い方もいます。 調整後の美容室や歯科は念の為に控えた方が賢明です。
上部頸椎をアジャストして脳からの神経伝達妨害が 取り除かれることで時間と共に身体が調整されていきます。 様々な症状の方の調整後の過程を思い浮かべると 痛みよりも痺れの方が時間を要します。 痺れより感覚麻痺の方が時間を要します。 例えば指の感覚がないという方は アジャスト後時間が経つとピリピリすると言われたり 痺れがある方は痛みに変わることもあります。 また調整後に痛みの部位が末梢に移動することは多いです。 腰→臀部→大腿裏→ふくらはぎ 肩→上腕→肘 というような感じです。 痛みの末梢への移動は回復傾向にあります。 ※あくまで傾向なのですべてに当てはまる訳ではありません。 痺れは脳梗塞などの病気のサインということもありますので注意が必要です。 なるべく薬に頼りたくない、なるべく手術は受けたくない と言われる方は多いです。 只、西洋医学以外の方法を選択されたとはいえ、 「自分の力で良くなるんだ」という心構えの人は少数です。 多くは薬に頼らない方法で先生に治してもらいたいからです。 また、良くなることと楽になることも別物です。 その場で楽になることを数年繰り返しているよりも 時間を掛けてでも自身の治癒力で回復し 結果、楽になる方が回り道のようで実は近道です。 身体は乗り換えの効かない車。 主体性を持ちながら長く付き合っていきたいですね。 受付時間が変わります。 受付時間:10時~19時(火曜、木曜、日曜、祝日は15時まで) 定休日なし ※休日は当サイトでお知らせします
2024年もどうぞ宜しくお願いします。
それでは皆様、 良い年をお迎えください。 9か月ぶり 札幌から3月以来2度目の上部頸椎ケア。 上部頸椎カイロを受ける為だけの日帰り上京、 本当にありがとうございます。 前回の調整後から気になっていた症状は出ていないとのこと。 調子も以前より随分良くなったとのことなので、 前回と今回共に調整前の写真を見比べてみると 9か月経ちましたが以前より左肩が上がり、背も伸びていました。 許可を得て写真を掲載させて頂きました。ありがとうございます。 12年ぶり 6歳の時に一度アジャストし、その後数回ノーアジャストで様子を見た患者さん、 今回12年ぶりにいらっしゃいました。 改めて上部頸椎カイロプラクティックの説明をさせて頂き 気になる症状を聞いた後にサブラクセイションのチェック。 身体は大きくなりましたが12年前と同様のサブラクセイションパターンを確認。 人生2度目のアジャストを受けられました。 ○で囲んだところがサブラクセイションパターン、この方の場合は逆Cの字です。
左の水色の波形が12年前6歳(首のみの測定) 左から3つ目の赤色の波形(フルスパイン)が今回18歳の調整前、 左から2番目の黄色の波形が今回の調整後です。 まずは2週間ほど様子をみて頂くことに。 検査の度に確認して頂けるよう測定時に目が入るところに掲示しました。 特に慢性症状でお悩みの方は治してもらうという意識から 自身の治癒力で良くなるんだという意識への変換が重要です。 それは自分自身に対して根気と心構えを持って取り組むということです。 上部頸椎カイロプラクティックを受けられる方へ 当オフィスでは病気の診断、治療および痛み等の症状の緩和は一切行っていません。 当オフィスでは身体全体の不調和の原因となりやすい「上部頸椎の変位(ズレ) による脳からの神経伝達妨害」のみを取り扱っておりますので症状や病名は問いません。 カイロプラクティックは医療ではありません。 病気の診断、治療を希望される方は、あなたのかかりつけの医師に御相談ください。 あなたの身体はあなた自身の脳によって、あなたの神経系を通して調整されています。 カイロプラクティックは、あなたの脳を自然治癒力の源と捉え、 あなたの身体に内在する知恵にあなたの病気の診断、治療を任せます。 調整(アジャストメント)は、必ず納得された上でお受けください。 またアジャスト後のイネイト(治癒力)における調整の邪魔にならぬ様、 引き続きこちらもご協力お願いします。 先日、このようなことがありました。 目を負傷して大変な日々を過ごされていた患者さん。 心身共に疲弊している様子で毎日の生活も不安とのこと。 検査で確認すると 首と腰の左右の温度差が顕著で 自律神経に問題があることが分かります。 横向きに寝て頂き上部頸椎をアジャスト。 そのままの姿勢で休んで頂いていると 「先生、涙が止まらないです。」との声。 ティッシュを渡してゆっくり休んで頂いた後は とても清々しい表情をされていました。 患者さん曰く、 アジャストを受けて「これでもう大丈夫」と思ったら 途端に涙が溢れ出て来たそうです。 右がアジャスト前、左右の温度差が顕著です。
左はアジャスト40分後、温度差が0~0.3度以内に。 血管の調整をしているのは自律神経。 脊柱両側の温度差が無い方が良いのです。 カイロプラクティックを実践する者をカイロプラクターと言います。 私は医療系国家資格を取得し10年間治療家として働いていました。 現在は上部頸椎カイロプラクティックが専業です。 早いもので治療家だった期間の倍以上を従事しています。 患者さんにはどうでも良いことかもしれませんが カイロプラクターは治療家ではありません。 施術を治療ではなくアジャストもしくは調整と呼び 治療院ではなくオフィスと名乗っています。 本当は患者さんではなくクライアントさんが相応しいのです。 治療家だった20代はもっと良い治療はないかと色々探しました。 最終的にこれしかないと思ったのが上部頸椎カイロプラクティックでした。 ところが学んで初めて本来カイロプラクティックは治療ではないことを知りました。 治療とは病気や症状が対象です。
患者さんも症状をどうにかしたくて治療院に足を運ばれます。 一方、カイロプラクティックは健康を対象にしています。 オフィスへ通う多くの人の理由は治療院と同じですが、 着目していることは症状ではなくサブラクセイションです。 サブラクセイションが生体の活動能力(健康)の欠如を招くからです。 長引く体調不良はその結果です。 サブラクセイションを放置することは自身の治癒力で良くなっていくことを妨げること。 逆にサブラクセイションという椎骨変位による脳からの神経伝達に干渉がなければ 時間の経過と共に軽減、回復、改善へと向かいます。 BJパーマーは言いました。 Nature needs No help, just no interference. 干渉がなければ自然は助けを必要としない。 症状を取るべく治療する治療家。 症状に関係なくサブラクセイションをアジャストするカイロプラクター。 実は似て非なるものなのです。 鍼灸の資格を持っているのだから併用すれば良いのにと言われることもあります。 只、それを行うとアジャストメントも鍼灸も単なる刺激療法になってしまいます。 それが功を奏するケースもあるかもしれませんが純粋なカイロプラクティックを選びました。 理由は好きだからです。 患者さんに「調子はいかがですか」「気になることはありますか」と尋ねます。 会話の流れから症状の治療を受けていると思われるかもしれません。 「調子はいかがですか」に対しての返答の後はこのように続きます。 「それでは上部頸椎のズレ(によるサブラクセイションが有るのか無いのか)を確認しましょう。」 検査結果を見て 「今日は上部頸椎のズレ(によるサブラクセイション)があるのでアジャストを受けられますか。」 「今日は上部頸椎のズレ(によるサブラクセイション)はないのでノーアジャストで様子を見ましょう。」 のいずれかを伝えます。 再び間隔を開けてサブラクセイションのチェックにいらっしゃいます。 同じようにアジャストを受けられるか、ノーアジャストで様子を見られるかを決めます。 そこに病気や症状の治療という要素はありません。 身体活動を司る脳からの神経伝達のみを扱っているからです。 調子が悪くなくても定期的に検査に見える方がいらっしゃいます。 特に気になる症状はないのですがサブラクセイションがあることもあります。 つまり症状の有無=サブラクセイションの有無ではないのです。 症状がなくてもサブラクセイションがある場合はアジャストメントを受けて帰られます。 このような方は少数ですがカイロプラクティックを受ける意味を正しく理解されてます。 症状がなければ健康という訳ではないからです。 カイロプラクターが施すアジャストメントは治療ではありませんので 症状が出て調子が悪くなるまで待つ必要はないですし、 ここが物凄く痛いというようなアピールも特に必要ありません。 サブラクセイションのない良い人生を。 カイロプラクターはその為の職業です。 鎮痛剤は文字通り痛みを鎮めることが目的です。 なぜ痛みが起きているのかという原因は放置、 なので薬効が切れると再び痛みが出て来ます。 鎮痛剤の常用により交感神経が緊張します。 結果、血管が収縮し血流が悪くなります。 患部の血流が悪いことは回復を遅らせます。 なので常用するほど身体に余計なことをしているのです。 上部頸椎領域には延髄の尾側が納まっており、 アジャストすることで副交感神経が優位になり血管が拡張します。 血管の拡張に伴いプロスタクランジンという発痛物質が出ますので 中には患部の痛みを強く感じる人もいます。 調整を受けたら余計に痛くなったと思われますが、 反射的に鎮痛剤や湿布などで痛みを抑えることはせずに、 徐々に落ち着きますので様子を見て頂きたいです。 プロスタクランジンは血流を良くし回復を促進する物質ですが 痛みを引き起こすので、痛みを軽減する目的で例えばロキソニンを服用します。 しかしそれは同時に血流を悪くし回復にストップを掛ける行為でもあるのです。 生きている身体には ホメオスタシス(恒常性)という内部環境を一定に保つ特性や 傷を塞いだり、ウイルスを退治したりする機能が備わっており、 それらを毎秒駆使して管理する優秀な医師(イネイト)がいます。 上部頸椎カイロプラクティックは 首の痛みを和らげたり、肩こり解消の為にアジャストする訳ではなく (施術者の)アジャストメントにより(患者さんの)イネイトに接触し、 イネイト(治癒力)による身体の調整を促す為に行われます。 生来内部に備わっているもので解決を目指しますので、 激痛で耐えられない方以外は安易に鎮痛剤に頼らないことをお勧めします。 病名や症状は問いません。 医療的常識から一旦離れて自身のイネイトに委ねてみて下さい。 上部頸椎のアジャスト後、 休息用ベッドで仰向けに休んで頂きます。 頭部の重みを重力から解放し首を安定させる為です。 休まれている間にイネイト(治癒力)による 内的な調整が始まりますので、ある意味これが治療で大切な時間です。 スマホを見ながら寝てもいいですかと聞かれることもありますが、 少しの間なので我慢して頂きます。 枕のセットは重要ですのでご協力ください。 天井の灯りは付けずにフロアランプを使用、 遮光カーテンで刺激となる光を塞ぎます。 アンビエントを程よい音量で流しています。 寝ている間に全身や末梢がポカポカすると言われる方が多いです。 これは副交感神経が優位になり血管が拡張しているからです。 同時に筋肉も弛緩しゆったりした呼吸に変わっているでしょう。 それにより身体の歪みが整えられていきます。 お腹がゴロゴロ動く人も多いです。 これら一連のことは交感神経緊張の日常から リラックスモードに移行し身体をリセットしていることです。 可能でしたら、どうぞ遠慮なくお眠りください。 ベッドは南北に設置し休んで頂いています。 BJパーマーの研究によると東西方向に眠るのは 南北方向に眠るよりも19倍のエネルギーを要するとのこと。 地球の磁力線が関係しているそうです。 上部頸椎の調整は繊細なものですが アジャスト後のレスト環境も工夫しています。 これらを有効に活かす為には、締め付けないゆったりした服、 多少弛んでいるような下着の方が望ましいです。 必要でしたら着替えられても大丈夫ですので、お気軽に申し付け下さい。 施術者は症状をどうにかしようという思いで調整するわけではありません。 患者さんのイネイト(治癒力)をしっかり発動させる為にアジャストします。 するとイネイトがイネイトのタイミングで身体を癒していきます。 身体のどこから変わっていくか、その順番もイネイトが決めます。 カルテに書いていないこと、 誰にも言っていないことに変化が見られることもあります。 それで実際なにが良くなるの? と思われる方もいらっしゃると思います。 ということで協会ホームページの改善例の リンクを貼っておきますので参考にしてください。 日本上部頸椎カイロプラクティック協会ウェブサイト改善例 いずれも病気や症状の治療の結果ではなく イネイト(治癒力)の結果ということを一言加えておきます。 先月末は所属する協会の勉強会で長崎に行ってきました。 コロナで会えなかったメンバーとも久しぶりに会えて嬉しかったです。 学びと気付き、仲間から刺激を受け、たくさん笑ってきました。 こういう時間は必要ですね。 そして協会代表である賀来先生の新著「BJクリニック」を入手。 上部頸椎カイロプラクティックの創始者BJパーマーのクリニックの写真集。
写真だけではなくクリニックでの注意事項などを含め、当時の状況が知ることが出来、 上部頸椎カイロプラクティックを実践する者にとってはとても興味をそそられる内容。 BJクリニックでは医師などの医療スタッフを雇っていました。 最初に血液検査や尿検査などの医学的検査を行い、医師による医療的な診断が下されます。 只、投薬を含めた西洋医学の治療は一切行いません。 次にカイロプラクティック検査を行い、サブラクセイションの有無を確認します。 そして行うことは上部頸椎のアジャストメントのみ。 上部頸椎カイロプラクティックの有効性を医学的見地からも立証していました。 本書にはアジャスト後どのように首を保持するか等、 当時のルールが事細かく書かれていて、とても参考になり日々の臨床の励みになります。 繰り返される日常、 その中に体調不良を引き起こす原因があることが多いです。 高すぎる枕、のけぞった椅子の座り方、片肘ついてのテレビ視聴、 食事における片噛み、頬杖、ボキボキ首を鳴らす癖、PC姿勢などなど。 これらを繰り返すことで上部頸椎の安定が悪くなり首の動きが制限され、 頭を支える為に代償として背骨や骨盤を歪めて立つこととなり、 結果左右の足の長さに長短が生じます。 すると靴底がすり減り、すり減った靴を履くことで足の長短差を固定してしまいます。 健康の為にとジョギングやウォーキングに出かける前に、まずは靴の裏を見てみて下さい。 これは何気に盲点です。 検査の結果、 サブラクセイションがなければノーアジャスト(アジャストしない)で様子をみます。 症状が残っていても、首肩が凝っていると言われても、せっかく来たのにと思われても、 アジャストしません。 その時はアジャストしない方がその後の為に良いと分かっているからです。 植木に水を与えすぎると根腐れします。 良かれと思って行ったことがマイナスに転じます。 いつ水を与えるのかと、いつアジャストするかは同じです。 修理の必要のない修理をあなたは望みますか。 パソコンやスマホ、屋根や愛車。 人を優先するか、営利を優先するか。 良心、信頼、ノーアジャストです。 先日、9月18日はカイロプラクティックデー(chiropractic day)でした。 1895年9月18日、 D.D.パーマーにより初めてカイロプラクティックのアジャストメントが施された日のことです。 ファーストアジャストメントを受けた人物は難聴が良くなり、17年ぶりに聴力を回復したことで知られています。 D.D.パーマーは椎骨変位の調整を多くの人に試みました。 結果、難聴が改善しない人もいれば、長年患っていた心臓病が良くなったというような、 様々な報告があったそうです。 ちなみにカイロプラクティック chiropractic とはギリシャ語で chiro=手、practic=なされた という言葉から成り立った造語で「手によってなされた」というような意味です。 D.D.パーマーは投薬などの治療とは反対に「治す力は内部にあり」と結論付けます。 脊柱を構成する椎骨の変位(ズレ)により神経圧迫が起こると、 脳から全身に流れるエネルギーの伝達が妨害(干渉)されます。 そのエネルギーを生命力と例えるならば、存分に発揮出来ない状態で過ごすことになります。 これが健康から逸脱する根本原因と捉え、椎骨変位による脳からの神経伝達妨害を サブラクセイションと定義し、カイロプラクター(カイロプラクティック施術者)は 病気や症状の治療ではなく、サブラクセイションを取り除く為にアジャストします。 なぜなら、生命力(脳からの神経伝達)により健康を取り戻すことが出来るからです。 このようなカイロプラクティックをストレートカイロプラクティックと言います。 一方、創始者D.D.パーマーとは異なる考えを説くカイロプラクターも現れます。 脊椎のアジャストメント以外にマッサージや鍼灸、電気治療やテーピング、サプリメントなどを取り入れた 医療志向のカイロプラクティックで、場合によっては脊椎以外に四肢の関節も調整します。 このようなカイロプラクティックをミックスカイロプラクティックと言い、施術者はミキサーと呼ばれています。 1895年9月18日から128年の時が流れた現在、 世界的に主流なカイロプラクティックは創始者が唱えたストレートではなくミックスです。 D.D.パーマーの息子B.J.パーマーはカイロプラクティックを発展させた人物としてカイロプラクティック界の有名人です。 彼はより少ない箇所、より少ない回数のアジャストメントで健康に導く方法を長年に渡り研究し、 1930年に上部頸椎一箇所のみのアジャストメント、HIO学説を説き広めました。 首一箇所のみのアジャストメントはストレートの中でも超ストレートであり、 スペシフィックカイロプラクティックと言います。 施術者の比率は ミキサー>ストレート>スペシフィック です。 巷に溢れるミックスカイロプラクティックを受けていた人が
スペシフィック(上部頸椎)を受けると前に受けたカイロと全然違うと言われます。 今回はカイロプラクティックデーということから、 ストレート、ミックス、スペシフィックの話をしました。 私も以前はカイロプラクティックはすべてミックスだと思っていました。 と言うか一つの治療テクニックとして捉えていました。 後に実際は深い思想、哲学の元に行われている 独自性の高いヘルスケアだということを知りました。 カイロプラクティックという名の下において ストレートとミックスという全く異なる職業が存在しています。 そしてスペシフィック。 B.J.パーマーは次のように述べています。 Chiropractic is specific or it is nothing. カイロプラクティックはスペシフィック以外のなにものでもない。 高齢者で身体の歪みが気になる方、 それが生活に支障を来している方がいらっしゃいます。 病院では老化で済まされることもあるようなので、 これといった解決策がないのかもしれません。 4月3日(初回) 82歳女性 趣味仲間からの勧めで来院。 腰痛あり。 右に傾いています。 アジャスト後は少し傾きに変化が見られます。 5月2日(2回目) ひと月経つと同じように戻っています。 再びアジャストすると幾らか姿勢が変化します。 この繰り返しではしょうがないので、 気になった生活動作と注意事項を伝え 一か月過ごして頂くことに。 6月23日 腰痛消失。 ※起床時や買い物の帰りに顕著にあった腰痛がなくなって、よく動けるようになったとのこと。 前回アジャスト後の姿勢は維持出来ていませんが、 初回(4月3日)に比べ、 頭の位置が一マス中央に寄っていることが確認できます。 9月5日 前回のアジャスト後と比べて変化は歴然。 随分良くなっていましたけれど検査の結果、再アジャスト。 下がっていた左襟が上がってます。 患者さんも「もしあのままだったたらと思うと。。」と とても喜ばれて、ご紹介して下さった患者さんに感謝されていました。 首一箇所、4度の調整で5か月前と後姿別人
ご本人に了解を得て写真を掲載させて頂きました。ありがとうございました。 下の円グラフは何を示していると思いますか。 あることが90%以上を占めています。 ロジャースペリー博士(1981年ノーベル生理学・医学賞受賞)は、 「脳からのエネルギーの90%以上は、 と述べています。 つまり、こうなります。 脳からのエネルギーのほとんどは重力場への適応で消費。 地球で暮らすということは、こういうことなんですね。 皆さん、このように思われるのではないでしょうか。 「いくつになっても思考、代謝、治癒へまわすエネルギーをキープしたい。」 その為には普段の姿勢を意識して過ごし、 背骨の曲がりなどの歪みを年々進行させないことです。 体重を支える為に必要な床面積を支持基底と言います。 (姿勢の歪みなどで)立位にて頭部の位置が 支持基底外(青線の外側)にあると安定が悪くなります。 重力場に適応するエネルギー消費が増すので疲れやすくなり、 幾年も放置することで背骨のある部分に持続的な負荷が掛かり、 背骨の曲がり、椎骨間の潰れ、椎骨のすべりの起因となります。 上部頸椎をアジャストして頭と首の位置関係が正され、 姿勢に変化が現れる中で元気を取り戻す方もいらっしゃいます。 重力場への適応力によることも関係があるかもしれません。 杖には歩行の補助以外に支持基底を広げる役割があります。
首が据わった赤ちゃんがハイハイ、つかまり立ちを経て歩き始める。 年と共に腰が曲がり、杖を用い、いつの日か永遠の眠りにつく。 人生をある側面から眺めると、 重力に抗い活動し、最後は自然に従うということ。 いくつになっても重力場と上手く付き合っていきたいですね。 一生支持基底内に頭を納めることを目標に。 上部頸椎カイロプラクティックを始める前の 20代は鍼灸マッサージなどの治療室をやっていました。 当時の私と70、80代の患者さんの関係は患者さんと先生というよりも、 言わば祖父母と孫の様な間柄で、激動の昭和話を色々聞かせて頂いたものです。 施術に対しても「気持ちよかった~」「楽になった~」という感想がほとんどでした。 このままずっと慰安的要素の強い治療を続けていたくないという思いもあり、 ある日を境に上部頸椎一箇所のみの調整に切り替えたのですが、 ほとんどの方はがっかりされていましたね。 こちらは良かれと思っていたのですが、 自然治癒による回復、改善よりも「今、気持ち良い」のが一番なわけです。 しかし上部頸椎カイロプラクティックを続けていると、 安易に薬に頼らず、生まれ持った能力を最大限に生かしたい というような意識で過ごされている方も一定数いることが分かりました。 そのような方は上部頸椎カイロプラクティックと目的意識が一致しています。 私も50代半ばとなり20代の頃よりも
70,80代の方をリアルに感じるようになりましたし、 それなりに経験も積んできました。 若い人は上部頸椎をアジャストして、生活習慣を見直すと 自然と生活しやすい身体に変わっていくことが多いですが、 高齢者の方には自身の自然治癒力+サポートするために何が必要かを考え伝えています。 半年後、一年後と少しずつでも調子が良くなり、 いつの間にかカルテに何を記入したかを忘れてしまっている位になれば良いですね。 たった一度のアジャストメントで症状が消失、その後みるみる回復し改善。 それが長年色々な治療を試みて一向に良くならなかったことだとしたら、 患者さん自身と周りの人達は奇跡のように思われます。 その後、その患者さんからの紹介の方が続きます。 皆さん一様に劇的変化を求めてみえるわけです。 しかし物事はそんなに都合よく行きません。 なかなか変化が見られなかった方は声に出さずとも 「私には効かなかった。。」と捉えてがっかりされます。 私は一度のアジャストメントで良くなるとは一言も言ってないのですが。 上部頸椎カイロプラクティックを実践している人ならば、 多かれ少なかれ誰もがこのような経験をされていると思います。 身体が良くなるメカニズムに従うだけ
劇的な変化があった患者さんからはすごく感謝されます。 しかし本当のところ、私(施術者)ではなく○○さんの治癒力(イネイト)によるものと伝えるのですが、 「それでもアジャストしてくれたのは先生だから」としっかり受け止めてくれません。 これは真面目な話、知っておくと良いと思うのです。 生体にはホメオスタシス(恒常性)という身体の状態を一定に保とうとする機能が備わっています。 身体は神経を介して各部の異常を脳に伝え、脳が神経を介して調整、修復する作業を常にやっています。 内側に優秀な医師が常駐しているのです。 しかし脳と身体各部の情報のやり取りに滞りがあると上手く行かなくなることは想像できますよね。 神経の通路である脊柱を構成する椎骨の僅かな変位(ズレ)が支障を来す原因です。 これをサブラクセイションとカイロプラクティックでは定義して調整の対象としています。 症状に合わせてアジャストしている訳ではありません。 上部頸椎カイロプラクティックではメジャーなサブラクセイションを上部頸椎一箇所と断定して、 上部頸椎一箇所のみをアジャストします。 ※メジャーとは一箇所が全体に影響を及ぼすところ。第一頸椎は延髄(脳幹)の尾側が納まっている特殊な椎骨。 アジャスト後の症状軽減と回復、あるいは反応による痛みの発症は、神経機能の回復の結果です。 劇的変化は特に取り上げることでもなくて、むしろ患者さんに応じた時間の経過の認識が大事なことです。 これが一番伝えたいことであり、なかなか理解されにくい事でもあります。 |